新幹線のような試作車両 ペンドリーノ ETR401
2007年 10月 07日
ETR401 (Elettro Treno Rapido:エレットロ・トレーノ・ラーピド)
pendolino (ペンドリーノ)
イタリア国鉄(FS)とフィアット(FIAT:Fabbrica Italiana Automobili Torino)社の鉄道車輌部門(現在フランスのアルストム社と統合されている)の共同開発された振り子システムは、先頭車に備えられたセンサーによりカーブの重力移動を感知し、油圧シリンダーにより車体を強制的に車両傾かせる方式になった。
強制的に最大10度傾くため車両限界値にあわせ丸みを持たせた。
1969年に開発が始まり、1976年に4両編成の試作車を発表した。
1964年に新幹線が開業したので、もしかしたら新幹線を意識して、このような色になったのかもしれません。
ときどき、「鉄道の案内」にイタリアの鉄道ではなく新幹線の描かれていたりするのを見かけるので、普通の人には「ペンドリーノ試作車両」と「新幹線」の区別がつかないのかもしれません。
ETR401(試作車)から、このETR450が作られた。
試作車ETR401と量産車ETR450の変更した箇所は、
・運転席上にある「センサーらしき部品」の角度
・ヘッドライトの大きさ
・スカートの塗装
・運転席への入り口(ドアー)位置と大きさ
・屋根の雨どい
などが写真から分かる。
全ての写真は、マルケ州アンコーナ駅近くの車庫に停車していたところを撮影しました。
by etr300
| 2007-10-07 21:10
| pendolino - eurostar